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米軍が韓国に戦略爆撃機を派遣 北をけん制

2016年9月13日 16:11
米軍が韓国に戦略爆撃機を派遣 北をけん制

 北朝鮮の5回目の核実験をうけて、アメリカ軍は戦略爆撃機を韓国に派遣した。北朝鮮をけん制する狙いがある。

 13日午前、アメリカ軍のB1戦略爆撃機2機が、グアムの空軍基地から飛来し、韓国・ソウル近郊の烏山空軍基地上空を飛行した。B1はマッハ2の超音速で飛行できる爆撃機で、北朝鮮に攻撃を加える能力を誇示することで、あらたな挑発をけん制する狙い。

 韓国軍関係者によるとアメリカ軍は、来月10日から行われる米韓合同の軍事演習に、原子力空母「ロナルド・レーガン」を派遣することにしていて、北朝鮮に対する軍事的な圧力を高めていく構え。

 また、ソウルでは北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議のアメリカと韓国の首席代表が制裁の強化などについて協議を行った。

 アメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表は協議後の会見で、これまでの制裁措置の履行と新しい国連安全保障理事会の決議が必要だと強調した。