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総裁選きょう告示 4人で争う構図固まる

2021年9月17日 1:25
総裁選きょう告示 4人で争う構図固まる

事実上の次の総理大臣を決める自民党の総裁選挙が17日、告示されます。野田聖子・幹事長代行が立候補を表明し、4人で争う構図が固まりました。

自民党・野田幹事長代行「このたび総裁選に必要な推薦人20人を整えていただきまして、私、野田聖子、このたびの総裁選挙に出馬をさせていただくことになりました」

野田氏は、「女性、子供、高齢者、障害者がしっかりと社会の中で生きていける。そして、生きる価値があるんだという保守の政治を作り上げていきたい」と語りました。

また、河野ワクチン担当大臣は、総裁選に向けた政策を発表しました。年金の最低保障部分の財源に保険料ではなく、消費税を充てる改革案や、業務を効率化するために厚生労働省を2つに分割する案などを掲げました。

一方、岸田前政調会長は、最大派閥・細田派の細田会長や、竹下派幹部の山口選対委員長らと会談し、協力を要請しました。

また、高市前総務大臣は、地方議員らとオンラインで意見交換を行い、「自衛隊法の改正が必要だ」などと訴えました。自民党総裁選は、17日に告示され、29日に投開票が行われます。

こうした中、自民党は16日、新しい総理を指名するための臨時国会を来月4日に召集する方針を野党側に示しました。

立憲民主党・安住国対委員長「総裁選挙やってなんですか?候補者皆さん、党改革が焦点だって。全くコロナそっちのけで党改革なんて恥ずかしいと思いますよ」

立憲民主党の安住国対委員長は、臨時国会では予算委員会などを開き、新型コロナ対策の質疑を行うよう求めました。