日本郵政グループは、かんぽ生命保険の不適切販売で法令違反や社内ルール違反がおよそ３０００件確認されたことを報告しました。

日本郵政の増田社長は、かんぽ生命保険の不適切販売で、顧客に不利益を与えた可能性のある１８万３０００件を対象にした調査がおおむね終了したことを報告しました。調査では、法令違反や社内ルール違反の不正件数が３０３３件確認されたということです。

このほかに書面や電話による顧客への契約の調査で、不正の可能性がある契約がおよそ２２００件あることがわかり、引き続き追加の調査を進めていくとしています。

また、不正を起こした営業社員への処分としては３０日、初めて契約の乗り換えと多数契約を不正に行っていた岐阜県と福岡県内の郵便局に勤める営業社員を懲戒解雇したということです。