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国会40日間延長を~野党側が異例申し入れ

2019年12月9日 12:28
国会40日間延長を~野党側が異例申し入れ

国会は9日、会期末を迎えた。立憲民主党など野党5党派は「桜を見る会」の問題の真相解明が必要だとして、衆議院議長に対し、会期の40日間延長を申し入れた。しかし、与党側は応じない考え。

野党側は「桜を見る会」の問題を終わらせないため、会期延長の申し入れという異例の手段に踏み切った。

立憲民主党・安住国対委員長「『桜を見る会』の様々な疑念は何一つ払拭されておらず、政治や行政への国民の不信は増幅している。このまま本日、国会を閉じることは野党として到底容認できない」

この国会では、焦点となっていた日米貿易協定が承認されたほか、政府が提出した法案の大半が成立した。ただ、政治とカネをめぐる問題で2人の閣僚が辞任し、さらに「桜を見る会」の問題も浮上するなど、野党は政府への追及を強めていた。

野党が求めてきた予算委員会の集中審議に与党側が応じなかったことから、野党5党派は9日朝、大島衆議院議長に対し、会期の40日間延長を申し入れた。

申し入れは9日午後に開かれる衆議院の議院運営委員会で与党側によって否決される見通しで、野党側は状況に応じて、内閣不信任決議案の提出についても検討を続ける方針。