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世界文化遺産・首里城で火事 正殿など全焼

2019年10月31日 10:26
世界文化遺産・首里城で火事 正殿など全焼

31日未明、沖縄県の世界文化遺産・首里城で火事があり、正殿などが全焼し、午前10時現在も延焼中。

警察などによると、31日午前2時40分頃、首里城を警備している会社から、「煙が見える」と消防に通報があったという。

首里城の正殿、北殿、南殿、書院が全焼し、火の勢いは弱まってきたが、午前10時現在も延焼中。

詳しい出火原因は現在のところ分かっていない。

この火事で、40代の消防隊員1人が脱水症状を訴え、病院に搬送されたということだが、その他のケガ人の情報は今のところ入っていないという。

首里城跡は、2000年に日本で11番目の世界遺産に登録され、この年、首里城・北殿で「九州・沖縄サミット」の夕食会が開催されるなど、沖縄の象徴的な建造物で、住民は大きな衝撃を受けている。

住民「沖縄のシンボルがなくなるわ」

住民「もう全然考えられない。空からなんとかできないのかしら」

首里城公園は、31日は臨時休園するという。