アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長は３０日午後、南北軍事境界線にある板門店で３回目となる会談を行った。米朝の首脳が、分断と対立の象徴でもある板門店で会談するのは初めてのこと。

トランプ大統領と金委員長は３０日午後３時４０分過ぎ、南北軍事境界線にある板門店で軍事境界線を挟み握手を交わした。また、トランプ大統領はアメリカの大統領として初めて北朝鮮側に入った。その後、両首脳は韓国側の施設に移り今年２月のハノイ会談以来４か月ぶり、３回目となる会談を行った。

トランプ大統領「境界線を越えたのは光栄だ。あなたと共にいることをうれしく思う」

金委員長「私たちのすばらしい関係が、難関と障害を克服する力になると確信する」

会談で両首脳は個人的な信頼関係を強調したほか、トランプ大統領は金委員長をホワイトハウスに招待した。

会談に先立ち、米朝の両首脳は韓国の文在寅大統領とあいさつを交わした。アメリカと南北の首脳が一堂に会するのも初めてのこと。