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“中絶禁止”法に反発 ガガさん「理不尽」

2019年5月18日 6:43

アメリカの複数の州で、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が相次いで可決され、有名女優らが続々と反対の声をあげている。

アメリカ・中西部のミズーリ州で17日、妊娠8週以降の人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が可決された。南部・アラバマ州でも15日に同様の法律が成立し、性的暴行や近親相姦による妊娠でも例外は認めず、手術をした医師を最大99年の禁固刑に科すという厳しい内容となっている。

これを受け、歌手のレディー・ガガさんが「中絶を禁止するのは理不尽なことだ」と反発したほか、女優のミラ・ジョボビッチさんが過去にやむなく中絶した経験を告白して抗議するなど、反対する声が続々とあがっている。

中絶に反対するキリスト教保守派の支持を狙うトランプ大統領は、規制強化の姿勢を示している一方、民主党の大統領選立候補者らは反発していて、来年の大統領選でも争点の一つになりそうだ。