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NYダウ 長期金利高止まりで買い優勢

2017年9月29日 8:08

 28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は長期金利が高止まりしていることで利ざや拡大の期待が高まり、金融関連株を中心に買いが優勢となった。ダウ平均株価は40ドルあまり値を上げた。

 28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から40ドル49セント値を上げ2万2381ドル20セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も0.19ポイント上げて6453.45で取引を終えている。

 アメリカの長期金利が高止まりしていることで利ざやが拡大するとの期待感から金融関連株を中心に買いが優勢となった。ただ、トランプ政権の税制改革案を受け前日に株価は5営業日ぶりに反発していて、28日は利益確定の売りも出るなど値上げ幅は限られた。

 市場関係者は「来週には9月の雇用統計など経済指標の公表が相次いでいて、市場にはその結果を見極めたいとの思惑もある」と話している。