ナイジェリアで２０１４年、女子学生約２２０人がイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に拉致された事件で、６日、８０人以上が新たに解放されたことがわかった。

　この事件は２０１４年に、ナイジェリア北東部チボクの学校で女子学生約２２０人が「ボコ・ハラム」に拉致されたもの。ロイター通信はナイジェリア政府関係者の話として、６日、新たに８２人が解放されたと報じた。この事件をめぐっては、去年１０月に２１人が解放されていたが、その後も２００人近くは拉致されたままだった。

　解放にあたっては、ナイジェリア政府と「ボコ・ハラム」側との交渉が行われたということで解放された少女らは、現在、病院で検査を受けているという。

　ナイジェリア北東部では軍が「ボコ・ハラム」の掃討作戦を行っているが、「ボコ・ハラム」側は自爆テロなどを繰り返し、抵抗を続けている。