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大雨特別警報 今夏から市町村単位で発表へ

2017年4月28日 17:38
大雨特別警報 今夏から市町村単位で発表へ

 数十年に一度の大雨が予想される場合に出される「大雨特別警報」について気象庁は、この夏から通常の警報や注意報と同じように、市町村単位で発表することを決めた。

 「大雨特別警報」は、大雨警報の基準を超える数十年に一度の大雨が予想され、重大な災害の起こるおそれが高い場合に出されるもので、2013年夏から運用が始まった。

 大雨特別警報は都道府県程度の広がりを対象に、市町村に出ている大雨警報が一斉に切り替わるかたちで発表されている。しかし、3年前に三重県に特別警報が発表された際は、大雨注意報しか出されていない市や町で大雨注意報がいきなり特別警報に切り替わるなど、避難所の準備などの対策が混乱したという。

 このため、気象庁は危険度が高まっている市町村を明確にした上で、今年の7月上旬から通常の警報や注意報と同じように、市町村単位で「大雨特別警報」を発表することを決めた。