２６日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、主要企業の決算が好調だったことや、引き続きトランプ大統領の経済政策への期待感が根強く、３０ドルあまり値を上げた。

　２６日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比３２ドル４０セント高の２万０１００ドル９１セントで取引を終えた。２万ドルの大台を突破した前日に続き、過去最高値を更新している。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１．１６ポイント下げて５６５５．１８となった。

　この日もトランプ政権の経済政策への期待感は根強く、市場は買いが優勢な状況だった。さらに、発表された主要企業の決算が好調だったことも、市場を後押しする形になった。保護主義への警戒感から自動車関連株に売りが出るなどしたものの、結局、ダウ平均株価は前日に続き過去最高値を更新している。

　市場関係者は「依然、経済政策への期待感は強く今後もトランプ大統領の発言や行動に、市場が左右される状況が続くだろう」と話している。