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「休眠預金」活用法案成立へ

2016年11月22日 1:51
「休眠預金」活用法案成立へ

 10年以上お金の出し入れがなく、持ち主も名乗りを上げないいわゆる「休眠預金」について民間の公益活動に活用するための法案が、この臨時国会で成立する見通しが高くなっている。

 10年以上お金の出し入れがない「休眠預金」は毎年1000億円程度発生しているとみられ、21日は法案に賛成する超党派の議員やNPOの代表者らが集会を開いた。

 この法案は休眠預金を、子供や貧困対策などを行う民間団体を指定して助成や融資するもの。「預金を勝手に使われるのではないか」などの懸念の声があがっているが、預金が回収される仕組みではなく、持ち主が申し出ればいつでも金融機関から受け取ることができる。

 法案は22日、衆議院本会議を通過し、今の臨時国会で成立する見通しが高くなっている。