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【被害まとめ】火災2件、役場の壁崩れる

2016年10月21日 15:18
【被害まとめ】火災2件、役場の壁崩れる

 21日午後2時7分ごろ、鳥取県で震度6弱を観測する強い地震があった。この地震による被害や交通機関への影響などは以下の通り。

 この地震で、ケガ人などの確認は今のところされていないが、火災の情報が入っている。消防によると、鳥取県の倉吉市内で火災が2件起きているという。

 また、建物への被害が出ている。鳥取県の湯梨浜町役場によると、役場ではかなり強い横揺れを感じ、役場の壁が一部崩れたという。北栄町役場では、立っているのが怖くなるほどの大きな揺れがあり、職員は机の下などに退避したという。物が落ちたりはしたが、窓が割れたりというような被害は今のところないという。

 中国電力によると、この地震による影響で、午後2時30分現在、鳥取県倉吉市で約2万8000軒が停電するなど、鳥取県内で3万軒以上が停電しているという。

 また、島根県松江市にある島根原子力発電所については、この地震による影響はないという。

 交通への影響は、JR東海とJR西日本によると、東海道・山陽新幹線は愛知県の豊橋駅から博多駅の間で上下線ともに一時、運転見合わせをしたが、すでに運転を再開している。一方、山陰地方を走る在来線は全線で運転を見合わせている。

 空の便への影響については、国土交通省が現在、震度5弱以上の影響があった鳥取空港、島根県の出雲空港、隠岐空港で、滑走路や無線施設などに被害がないか確認しているという。

 鳥取空港管理事務所によると、鳥取空港では現在、離着陸を制限し、滑走路を点検しているという。このため、全日空は羽田発、鳥取空港行きの1101便の行き先を変更し、兵庫県の伊丹空港へ着陸するという。島根県の隠岐空港では、滑走路に異常はないという。