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脱線の東武東上線 始発から運転再開

2016年5月19日 5:54
脱線の東武東上線 始発から運転再開

 18日、東京・板橋区で東武東上線の電車が脱線した事故で、脱線した車両を線路に戻す作業などが終わり、東武東上線は19日の始発から通常通り運転を再開した。

 19日午前3時35分。脱線事故から15時間がたち、ようやく電車が動き出した。この事故は18日正午過ぎ、東京・板橋区で東武東上線の普通列車が脱線したもの。

 現場では19日午前3時半頃までに脱線した車両を線路に戻す作業などが終わり、東武東上線は19日の始発から通常通り運転を再開した。

 一方、東武鉄道は18日夜、記者会見し、脱線した車両の台車の部分に、15センチにわたって亀裂が確認されたことを明らかにした。亀裂と脱線の関係については調査中だという。また線路の枕木には230メートルにわたって傷がついていた。

 脱線した車両は、3か月前の定期検査では、異常は見つからなかったということで、東武鉄道は、18日から同じタイプの車両の緊急点検を行っている。