韓国の聯合ニュースは、北朝鮮が先日、発射に失敗した中距離弾道ミサイルを再び発射する兆候がとらえられたと伝えた。

　韓国の聯合ニュースは、２６日、政府関係者の話として、今月１５日に発射して失敗した北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ムスダン」が、再び発射を待機する状態に入ったもようだと伝えた。

　これに対し、韓国国防省は会見で、「１度失敗したため技術的な補完が必要だ」と述べ、再び発射するにはまだ時間がかかるとの見方を示している。

　一方、北朝鮮外務省の報道官が２６日午後、中国・北京で取材に応じ、ＡＰ通信が北朝鮮の李洙ヨン（「土」へんに「庸」）外相の発言で「米韓合同軍事演習を中止すれば、核実験をやめる」と報じたことについて、「発言は北朝鮮が去年行った提案だ」として、今後の核実験について中止する提案ではないと否定した。