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食中毒恐れも…有害な魚を誤って販売 築地

2016年4月13日 0:49
食中毒恐れも…有害な魚を誤って販売 築地

 12日、東京・築地市場の水産仲卸店舗で食中毒を起こす恐れのある有害な魚が販売されていたことが分かった。

 東京都によると、販売されたのは体長約45センチ、重さ1.2キロのハタ科の魚「バラハタ」1匹で、12日午前8時30分から午前9時45分までの間に、築地市場の水産仲卸店舗『ロ-31』で誤って販売されたという。

 販売先を調べたものの誰が買ったか分からなかったということで、都は、この「バラハタ」を買った可能性のある業者や一般の人に対し、食べたり販売したりせずに、近くの保健所か都の福祉保健局に連絡するよう呼び掛けている。

 「バラハタ」は赤か黒褐色の魚で、筋肉や内臓に『シガテラ毒』を持っていることがあり、過去に、食べた人が食中毒になった例があるということで、東京都は、中央卸売市場での取り扱いを自粛するよう指導していた。