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前農水相辞任の余波 予算案審議がストップ

2015年2月25日 0:02
前農水相辞任の余波 予算案審議がストップ

 西川前農水相が政治献金をめぐる問題で辞任したことを受け、24日の衆議院予算委員会は流会となった。来年度予算案の審議に影響が出ている。

 西川前農水相の辞任を受け、民主・維新の党などの野党側は、安倍首相が出席して審議をやり直す事や、西川前農水相が顧問を務めていた会社のリストを提出するよう与党側に求めた。

 結局、24日の予算委員会は流会となったが、与党側が、25日に安倍首相と全閣僚が出席して予算委員会での追加質疑を行うことや、リストを26日には提出する考えを示した事から、野党側もこれを受け入れた。

 25日は予算委員会が開かれるが、野党側はリストの内容が不十分だった場合などには再び審議に応じないこともあり得るとしている。

 民主・岡田代表「総理の任命責任というのも当然あるわけで、そういったことも含めて、国会の中でしっかり対応していきたい」

 政府・与党は、来年度予算案を年度内に成立させたい考えだが、困難になったとの見方が強まっている。