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秋山郷の一時孤立 土砂崩れ原因“水漏れ”

2014年12月19日 15:32
秋山郷の一時孤立 土砂崩れ原因“水漏れ”

 18日、新潟県津南町で土砂崩れが発生し、新潟・長野県境にある集落が一時孤立した。その後の調査で、水力発電所に水を運ぶトンネルから水が出たことが土砂崩れの原因であることが分かった。津南町役場には19日昼過ぎ、東京電力の担当者が訪れ、町長に謝罪した。

 土砂崩れは18日午後5時に発生し、国道405号をふさいだ。このため、津南町と長野県栄村にまたがる集落・秋山郷のうち、128世帯(約300人)が一時孤立状態になったが、19日午後1時に土砂の除去作業が終わり、通行が可能となった。

 現場近くには東京電力の水力発電所「中津川第一発電所」に水を運ぶ「導水管」が通っていて、東電によると、何らかの原因で水が外に出て地盤が緩んだことが土砂崩れの発生につながった可能性があるという。