日本時間２日午前、南米チリの沖合でマグニチュード８．２の大きな地震があり、チリ北部の沿岸に最大で２メートルの津波が観測された。これまでにチリ国内で５人が死亡した。

　地震発生直後にチリ北部で撮影された映像では、火災が発生し、住民が一斉に避難する様子がわかる。

　地震は日本時間２日午前８時４７分頃、チリ北部・イキケ沖の太平洋で起きた。アメリカの地質調査所によると、地震の規模を示すマグニチュードは８．２、震源の深さは２０キロと推定されている。

　ハワイにある太平洋津波警報センターによると、地震発生の約２０分後にはチリ北部の沿岸で最大で２メートルを超える津波が観測された。

　チリの内務省によると、これまでに５人が死亡したという。また、日本の外務省によると、イキケ周辺には日本人数十人が住んでいるということだが、これまでのところ被害に関する情報は入っていないという。