２５日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比５２円１１銭安の１万４４２３円１９銭だった。

　週明け２４日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、ウクライナ情勢を受けた欧米によるロシアへの制裁を警戒するなどして値を下げる展開となった。このアメリカの株安の流れや、２５日朝の外国為替市場で円相場が１ドル＝１０２円台前半と前日に比べて円高で推移していることを受けて、２５日朝の東京株式市場では売り注文が膨らんだ。

　また、２４日の取引で日経平均株価が２５０円以上値を上げていたことから利益を確定する目的の売り注文も入り、日経平均株価は値を下げて取引を終了した。

　一方、２６日の期末の配当や優待の権利取得を目的とした買い注文が入ったことが株価を下支えした。

　東証１部の売買代金は概算で２兆４４３１億円。売買高は概算で２６億６４２３万株。