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汚染水「予備費活用も含め検討」~菅長官

2013年8月26日 15:40
汚染水「予備費活用も含め検討」~菅長官

 福島第一原発の貯水タンクから高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ出している問題で、菅官房長官は26日の会見で、今年度予算の予備費の活用を含めて対応を指示していることを明らかにした。

 菅官房長官「経済産業相に対して、抜本対策を早急に進めるべく、予備費の活用を含めて、財政措置についてもできる限りのことを行うよう、実は2週間前に指示を致しております」

 菅長官はまた、今回の汚染水漏れについて「タンクの管理をしっかり行ってこなかったことに大きな問題があるのではないか」と述べて、東京電力の対応を批判した。

 また、政府与党協議会で、自民党の石破幹事長が汚染水の問題について与党の対策チームを立ち上げることを提案し、公明党もこれに同意した。今週中にもメンバーを選定し、初会合が開かれる見通し。

 一方、東京電力は26日夕方、廣瀬社長を本部長とする「汚染水・タンク対策本部」を立ち上げる方針。汚染地下水が海に流出している問題などについて、有効な対策を速やかに打ち出したいとしている。