発達した低気圧の影響で、静岡県内では６日夜から大荒れの天気となり、河川の増水で一部地域に避難勧告が出た他、交通にも影響が出ている。

　気象台によると、静岡県内は６日夕方頃から大雨に見舞われ、降り始めからの雨量は、伊豆市の天城山で３０３ミリ、菊川市の菊川牧之原で１８７ミリを観測した。

　この雨の影響で、伊豆急行は６日午後８時前から全線で運転を見合わせた他、ＪＲ東海道線でも掛川～袋井で一時運転を見合わせた。

　掛川市や島田市では土砂崩れも確認されていて、掛川市では土砂に突っ込んで動けなくなる車もあった。

　この他、牧之原市を流れる勝間田川と坂口谷川で氾濫危険水位を超え、市は一時、付近の約４４００世帯に避難勧告を出した。また、菊川市など７つの河川で避難判断水位を超えた。