×

山中教授、共同受賞者と米国で再会

2012年10月25日 10:41
山中教授、共同受賞者と米国で再会

 今年のノーベル生理学・医学賞を共同受賞することが決まった京都大学の山中伸弥教授とイギリスのケンブリッジ大学のジョン・ガードン名誉教授が24日、受賞決定後、初めて顔を合わせた。

 2人は24日、アメリカ・サンフランシスコで始まった学会のシンポジウムで再会した。この日は2人のノーベル賞受賞決定を祝って、主催者から記念品が贈呈された。2人は約10年前から交流を続けてきたという。

 山中教授「彼はいまだに活動的な科学者なんです。そのことを私はとても尊敬しています。数十年後、彼のようになりたいです…髪の毛も(笑い)」

 ガードン名誉教授「私は山中さんの研究に賛辞を送りたい。彼の功績がなければ、私の研究は闇に消えていたはずです」

 また、山中教授はiPS細胞(=人工多能性幹細胞)の実用化に向けてはリスクと効果のバランスをしっかり考える必要があるとして、研究を続けていく決意を改めて示した。