東京・歌舞伎町のホテルで自らが宿泊すると装って部屋を借り、少女たちを宿泊させたとして25歳の男が逮捕されました。また、男に部屋を借りるよう依頼したとみられる当時15歳の少女ら2人が書類送検されました。 警視庁によりますと、詐欺の疑いで逮捕された25歳の男は今年2月、新宿区歌舞伎町のホテルに男が1人で宿泊すると装って部屋を借り、当時15歳の少女ら2人を宿泊させた疑いが持たれています。また、少女2人も書類送検されました。 少女2人は未成年のため、ホテルの宿泊手続きができず、偶然、ホテルの前を通りかかった面識のない男に声をかけ、部屋を借りるよう依頼したとみられています。 男は調べに対し、容疑をおおむね認めた上で、「トー横キッズ風の女の子に頼まれた。自販機でジュースを買うような軽い気持ちでやった。人助けのためにやったのに、逮捕されるのは、しょうもない」などと話しているということです。 警視庁がトー横周辺で補導をしていた際、ホテルの入り口付近に数人で集まっていた少女に職務質問をして発覚し、その後、ホテルに立ち入ったところ、ほかにも少女2人が部屋にいたということで、警視庁は男が借りた部屋が少女たちの「たまり場」になっていたとみて調べています。 警視庁は「SNSを通じて集まり、家出や無断外泊をして、飲酒やオーバードーズをする少年少女たちに大人が協力していることが根本の問題だ」などと注意を呼びかけています。

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