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振興銀・木村元会長、2億円超申告漏れ指摘

2012年5月15日 14:18
振興銀・木村元会長、2億円超申告漏れ指摘

 10年に経営破綻した「日本振興銀行」の木村剛元会長(50)が、自ら所有していた振興銀行株の売却益をめぐり、東京国税局から約2億4000万円の申告漏れを指摘されていたことがわかった。

 関係者によると、木村元会長は10年9月に日本振興銀行が破綻する前、振興銀行の株の一部を売却し、約2億4000万円の利益を得ていた。しかし、破綻後に残りの株の一部を知人に一株1円で売却して損失を計上し、利益と相殺していたという。東京国税局は、破綻後の株の売却による利益との相殺は認められないとして、10年の一年間で約2億4000万円の申告漏れを指摘し、約4000万円を追徴課税した。

 木村元会長は、処分を不服として異議を申し立てている。