２８日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパ中央銀行のバランスシートが過去最大規模に膨らんだとのニュースを受け、株が売られた。また、イタリアの国債入札に対する警戒感も株価を押し下げた。

　ダウ平均株価は前日比１３９ドル９４セント安い１万２１５１ドル４１セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比３５．２２ポイント安の２５８９．９８だった。いずれも年末で商いが薄い中、少しの材料で値が大きく動く展開となった。

　また、ニューヨーク外国為替市場では、引き続きヨーロッパの債務問題への懸念からユーロが売られ、一時、１ユーロ＝１００円７３銭と、０１年６月以来、約１０年半ぶりの安値をつけた。