２６日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比１３円８４銭安い８７４８円４７銭で取引を終えた。

　アメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が下落した流れを引き継ぎ、東京株式市場でも日経平均株価は値を下げて取引が始まった。一時は２５日の終値に比べて１２０円近く下げる場面もあったが、売り注文が一巡した後は小幅な値動きで下げ幅を縮小した。

　東京外国為替市場の円相場は１ドル＝７６円を挟んでもみ合い、一時、１ドル＝７５円台に入り、戦後最高値を更新したが、日銀が追加緩和を検討しているとの報道などにより、株価への影響は限定的だった。

　タイの洪水による業績への影響を懸念して売られていた銘柄の一部には、買い戻しが入った。

　東証１部の売買代金は概算で９２２１億円、売買高は概算で１４億６０９６万株。