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中国人女性が新型肺炎 国内で3人目確認

2020年1月25日 22:48

中国・武漢市から旅行で東京を訪れていた中国人の女性が、新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。感染が確認されたのは、国内では3人目。

厚労省の会見「本日13時頃、東京都健康安全研究センターおよび国立感染症研究所より、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例報告がございました」

厚生労働省によると、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、武漢市から今月18日に旅行のため来日していた30代の中国人の女性。女性は、入国した時は症状はなかったということだが、21日の夜から発熱とせきがあり、23日に都内の病院を受診したという。

その後、東京都の研究所と国立感染症研究所が女性の検体を調べたところ、25日、感染が確認されたという。

女性は、症状が軽いため入院しておらず、現在、ホテルの部屋で療養しているという。

女性と一緒に来日している子どもなど3人については、今のところ症状はないという。

また、女性は、移動の際はマスクを着用し、武漢市では、海鮮市場に立ち寄っていないと話しているという。

国内で感染が確認されたのは3人目だが、いずれも武漢市からの渡航者。厚労省は、武漢市に滞在歴があり、せきや発熱などがある場合、マスクを着用し、事前に医療機関に連絡した上で受診するよう呼びかけている。