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沖縄県、震災がれきの受け入れを検討

2012年2月28日 11:05
沖縄県、震災がれきの受け入れを検討

 沖縄・仲井真県知事は、26日に野田首相と会談した際、東日本大震災で生じたがれきについて、沖縄県での受け入れを検討する考えを伝えていたことを明らかにした。

 仲井真知事「これから調べる、(受け入れが)できるかできないかを。皆、苦労しているから、沖縄でも、ささやかでも」

 仲井真知事は26日夜、沖縄・那覇市内のホテルで野田首相と2人だけで会食した。その際、震災で岩手県と宮城県で生じたがれきについて、沖縄県での受け入れを検討し、焼却炉を持つ市町村と協議を始めたい考えを伝えたという。ただ、沖縄県への輸送コストの問題や住民の理解を得ることなど、実際の受け入れに向けては課題がある。

 震災がれきの受け入れについては、政府が広域での処理を進めようとしているが、受け入れを表明する自治体が少なく、難航している。