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1、2号機で気体のサンプリング調査実施へ

2011年7月29日 0:23
1、2号機で気体のサンプリング調査実施へ

 「東京電力」は28日、福島第一原子力発電所の1号機と2号機で、原子炉の中の状態を確認するため、格納容器の中にある気体のサンプリング調査を行い、放射性物質の濃度を調べると発表した。

 東京電力によると、1号機では、29日午前にも仮設の測定器で格納容器内部の気体を採取し、放射性物質の濃度を調べるという。2号機でも、8月上旬に同様の測定を行うことにしている。

 1号機と2号機では、燃料が圧力容器から格納容器に溶け落ちている可能性がある。東京電力は、採取した気体の放射性物質の量や種類を分析することで、原子炉の中の状態や原子炉から出た放射性物質の量を把握して事故の収束につなげたい考え。