石川・金沢市の犀川で２１日、約３００匹のアユが死んでいるのが見つかった。ヤナギの枝切りをするため、用水路の水を犀川へ放出したところ、アユが放水路を遡上（そじょう）し、取り残されて死んだとみられる。

　金沢市内では先週、浅野川でも約１万７０００匹のアユが死んでいるのが見つかっている。川の酸素量や有害物質の調査で異常がなかったことから、石川県と金沢市などは、アユの体内に異常がないかを調べるため、毒性の強い有害物質６項目について身や内臓、えらなどを検査していたが、２２日に発表された結果で、有害物質は検出されなかったという。