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福島原発近くの海水に基準超える放射性物質

2011年3月22日 7:05
福島原発近くの海水に基準超える放射性物質

 福島第一原子力発電所の近くの海水から、国の基準を超える放射性物質が検出された。

 「東京電力」によると、21日午後、福島第一原発の放水口付近の海水を調べたところ、国の基準を超える放射性物質が検出された。検出された放射性物質は、「ヨウ素131」が規制値の126.7倍、「セシウム134」が24.8倍、「セシウム137」が16.5倍に上った。東京電力は、経産省の原子力安全・保安院と福島県に報告する一方、範囲を広げて4か所の海水をさらに分析することにしている。

 海産物や漁業への影響については、現時点ではわからず、「範囲を広げて調べた上で、専門家らを交えて評価し、判断する必要がある」としている。