どこから飛んできたのかわからないナゾの黒い粉じんが１５日、神奈川・湘南地域で見つかった。

　神奈川県によると、１５日、住民から相次いで「黒い粉が積もっている」と連絡があり、担当者が現地へ向かったところ、黒い粉が車のボンネットの上などに薄く積もっているのが見つかった。県が調べたところ、黒い砂状の粉は神奈川県の鎌倉市や平塚市など広い範囲で見つかったという。

　さらに県が分析したところ、この粉はガラスの材料にもなるケイ素が主な成分で、鉄やアルミニウムが少量含まれていたが、この粉を吸い込んでも人体に影響はないという。

　この粉は空から降ってきたとみられているが、周辺で工場の火災は起きておらず、県は「原因がわからない」と話している。