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W杯、スペイン優勝 サポーターは喜び爆発

2010年7月12日 11:28

 「2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ」は11日、南アフリカ・ヨハネスブルクで決勝が行われ、スペインが1対0でオランダを下し、初優勝を飾った。スタジアムでは、スペインのサポーターが喜びを爆発させる一方、敗れたオランダのサポーターは、「スペイン勝利」と予想したタコの“占い師”・パウルくんに恨み節だった。

 スタジアムには、試合開始の約5時間前から続々とサポーターが集まり始めた。中には、パウルくんにあやかった姿も見られた。試合に先立って行われた閉幕セレモニーでは、国民に絶大な人気を誇るネルソン・マンデラ元大統領が登場。発言こそなかったが、観客の大歓声に笑顔で手を振って応えていた。試合は延長戦の末、スペインが1対0でオランダを下して初優勝、サポーターも明暗が分かれた。

 スペインのサポーター「スペイン!スペイン!(イニエスタ選手のゴールは)失神しそうだった。涙が出たよ。すごかった。タコが予言したから来たんだ。冗談だけどね」

 オランダのサポーター「あのタコめ、くし焼きにして食べてやる。全く好きになれない。でも、あいつは正しかった。オランダでもタコを育てればいいんだ」

 先月11日に開幕したワールドカップは1か月の戦いに幕を閉じた。12日には国際サッカー連盟(FIFA)・ブラッター会長と南アフリカ・ズマ大統領がそれぞれ記者会見を行う予定。