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“巨大地震”最大被害は「冬の深夜」対策は

2021年12月22日 1:39
“巨大地震”最大被害は「冬の深夜」対策は

政府は21日、北海道や東北で起きると想定されている巨大な地震で、東日本大震災を上回る被害が出る恐れがあると公表しました。最悪の場合、19万9000人が津波で亡くなる可能性があるということです。

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■千島・日本海溝“巨大地震”「冬の深夜」だと最悪に…

小野高弘・日本テレビ解説委員国際部デスク
「北海道沖の千島海溝または東北沖の日本海溝を震源として、マグニチュード9クラスの地震が起きると想定しています。津波は早いところでは10分で陸に到達し、津波の高さは25メートル以上のところもあるといいます。最悪の場合には、19万9000人が亡くなる想定です」

「どんな場合に最悪になるかというと、それは発生する時間が『冬の深夜』なんです」

有働由美子キャスター
「まさに今、zeroがOAしている時間とその後の時間ですね」

小野
「多くの人が眠りにつく時間です。避難準備に手間取ります」

「そして北海道や東北では雪の問題があります。暗い中、雪をかきわけ進むのに時間がかかりますよね。こうして避難が遅れて、津波に巻き込まれてしまうことになります」

「高台などに避難できたとしても、屋外だと低体温症で命を落とすリスクがあると。今回の想定では、低体温症による死者だけでも4万2000人にのぼるといいます」

有働
「4万2000人…せっかく避難できても、命を落とすかもしれないということですけど、寒い地方はもちろんですが、冬の深夜だと、どんな場所でも避難は大変になりますね」

小野
「例えば、東海から九州までの広い範囲で起きる南海トラフ巨大地震でも、最も多い32万人もの死者が出ると想定されているのが、季節と時間帯では、やはり『冬の深夜』なんです」

「多くの人が寝ていて、避難に移るまでの時間がかかると。そして、やっぱり低体温症のリスクもあると指摘されています」

■冬の深夜に避難…被害減らす対策は?

小野
「こうした被害を減らすためには、私たち自身の心構えが大事です。なにより、外が寒いと思って避難をためらわないこと。そのためにもダウンジャケットやセーターなどすぐに着られるところに用意しておくこと。そして、避難した先のことも考えて、防寒対策も忘れないことが大事ですね」

有働
「落合さんは、冬の深夜の避難について、何かやっていること、考えていることは?」

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)「必要なのは冬だけじゃないけど、僕は、携帯電話のバッテリーは常に15日分くらいは持っているようにしています。最低でも4日間くらいは持っていると…震源地だと、電気が復旧するほうが携帯電話より先になっちゃうと思うんですが、例えば、都内の人だと意味があるかなとも思います」

有働
「皆さんそれぞれ、必要なものがあると思います。お薬はきちんと何日分か用意したほうがいい人もいると思います」

「ぜひ、皆さんにお願いしたいことがあります。もし今夜、この後起こったら、何着て、何履いて、そしてどこに、どういうふうに逃げるのか、これを10秒考えるだけでいざという時の行動が変わります。どうぞ、面倒くさがらないで、自分のために考えてみてください」

(12月21日放送『news zero』より)