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【1か月予報】年末にはグッと寒くなる

2021年12月17日 5:02
【1か月予報】年末にはグッと寒くなる

これまで、北日本を中心に高温傾向が続いていましたが、この先1か月は、平年より気温が低くなるとみられます。冬型の気圧配置の日が多くなり、日本海側の降雪量が増える可能性があります。年末は例年より寒くなりそうです。

■北日本(北海道・東北)
北日本では、高温傾向が続きました。特に、北海道では、前4週の平均気温が、平年より2℃以上高くなっています。これまでの寒気の流入は一時的で、札幌、青森、秋田、山形の積雪は12月16日段階で0センチです。

今後1か月は、周期的な寒気流入の影響で、日本海側の積雪は増えるでしょう。12月18日から19日にかけてと、12月23日以降年末にかけては、気温が平年より低くなり、日本海側でまとまった雪が降る日があるでしょう。冬型の気圧配置となる日が多くなり、これまでの高温・少雪傾向から低温・多雪傾向に変わる可能性があります。急に寒くなった印象を受けそうです。

■東日本(北陸・関東甲信・東海)
東日本では、前4週の平均気温が、平年よりやや高めとなりました。周期的な寒暖の変化があり、関東のこれまでの降水量は平年より多くなっています。北陸では山沿いを含めて、平年より降雪の少ない状況となっています。

今後1か月は、冬型の気圧配置となる日が増加し、北陸は雨や雪の日が多くなり、関東甲信・東海は冬晴れが続く期間がありそうです。12月18日から19日にかけてと、12月24日以降年末にかけては、気温が平年より低くなる可能性が高いでしょう。例年以上に寒さの厳しい年末となる可能性があります。北陸の降雪量について、今後は増加するとみられ、除雪が必要な回数が多くなるかもしれません。

■西日本(近畿・中国・四国・九州)
西日本では、前4週の日照時間が平年より多くなりました。気温は平年より高めの地域が多かったものの、九州南部では低めとなりました。

今後1か月は、期間で平均すると、気温は平年より低くなる見込みです。12月18日から19日にかけてと、12月26日以降は、大規模な寒気が流れ込み、日本海側でまとまった雪の降る地域があるでしょう。近畿北部では年末の降雪量が例年より多くなる可能性があります。西日本のほぼ全域で例年以上に寒さの厳しい年末となりそうです。

■奄美・沖縄
この先12月24日頃にかけての気温は、ほぼ平年並みとみられます。12月25日以降は、平年より気温が低い日が多く、例年よりヒンヤリとした年末年始になるかもしれません。冬の季節風の吹き出しにより、例年よりくもりや雨の日が多くなる可能性があります。

■1か月予報(12月18日から1月17日のまとめ)
<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本    :50%・30%・20%
東日本    :40%・40%・20%
西日本    :50%・30%・20%
奄美・沖縄  :40%・40%・20%

<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):20%・40%・40%
北日本(太平洋側):30%・30%・40%
東日本(日本海側):20%・40%・40%
東日本(太平洋側):40%・40%・20%
西日本(日本海側):20%・40%・40%
西日本(太平洋側):40%・40%・20%
奄美・沖縄    :30%・30%・40%

<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):40%・40%・20%
北日本(太平洋側):30%・40%・30%
東日本(日本海側):40%・40%・20%
東日本(太平洋側):20%・40%・40%
西日本(日本海側):40%・40%・20%
西日本(太平洋側):20%・40%・40%
奄美・沖縄    :40%・40%・20%

<降雪量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):20%・30%・50%
東日本(日本海側):20%・30%・50%
近畿北部・山陰  :20%・40%・40%

(気象庁発表)