カリブ海の島国ハイチで１４日、ガソリンを積んだタンクローリーが爆発し、少なくとも６０人が死亡しました。

爆発が起きたのはハイチ北部のカパイシアンで、ＡＰ通信によりますと、１４日午前０時過ぎ、ガソリンを積んだタンクローリーがバイクをかわそうとしたところ横転し、ガソリンに引火しました。この爆発で周囲の複数の建物が焼けたほか、少なくとも６０人が死亡、数十人が負傷したということです。

横転したタンクローリーのガソリンをすくおうとバケツをもった人々が押し寄せたところ、爆発が起きたとみられています。

ハイチでは今年７月に大統領が暗殺されたほか、８月には２０００人以上が死亡する地震が起き、治安が悪化していて、ギャング団がガソリンの輸送を妨げるなどし、国民に燃料が行き渡らない事態が続いていたということです。