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核合意立て直しへ 米イランが間接交渉再開

2021年11月30日 6:32

核合意の立て直しに向けたイランとアメリカの間接交渉が29日、5か月ぶりに再開しました。イランで強硬派のライシ政権が誕生して以降初めての協議で、イランは強く制裁解除を求めるとみられます。

協議にはイギリスや中国、ロシアなどが参加し、アメリカは議長が仲介する形で間接的に話し合いに加わります。初日の焦点は、イランの新政権がこれまでの協議をどう扱うかでしたが、今後の交渉の土台としていくことに応じました。30日から作業部会での専門的な交渉が始まります。

ただ、イランは今回の協議で、より強硬に全ての制裁解除を求めるとみられています。

一方、アメリカのバイデン政権は、合意から逸脱した核活動を拡大しているイランに不信感を強めており、厳しい交渉が予想されます。