五輪3度の金 リュック・アバロが日本に
ハンドボール界のレジェンド、フランス代表のリュック・アバロ選手(37)が16日、日本ハンドボールリーグのジークスター東京への入団会見を行いました。
アバロ選手は北京、ロンドン、東京五輪で金メダルに輝いたフランス代表の主力として長年にわたり活躍した超一流プレーヤー。
会見の冒頭で「みなさん、こんにちは」と日本語を披露すると、移籍先に日本リーグを選んだ理由として「フランス代表としてたくさんタイトルをとった後は、ヨーロッパから出たいという希望があった。日本のハンドボール界は発展したいという意欲があり、自分がやりたいこととマッチングした。あとは単純に日本が好きで日本の人たちや国が美しくて以前から惹かれていた」と話しました。
フランス代表としては引退したと話したアバロ選手。実はグラフィックアートや映像制作などアーティストとしてのキャリアも積んでいます。
日本の文化や芸術に触れたいという思いも移籍のきっかけの1つだとか。
共通の知人であるフランスの選手を通じ、元日本代表主将で人気TikToker“レミたん”こと土井レミイ杏利選手に、日本挑戦の意欲があることを伝えたそうです。
まず日本でやりたいことは「日本語の勉強」。ハンドボールでは「これからチームに貢献して、成長して、日本のハンドボール界の発展に貢献したいです」と日本での意気込みを語りました。
異例の大物の加入で日本のハンドボールのレベルアップも期待されます。