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米政権「国外供与のワクチン計2億回分に」

2021年10月21日 15:34

アメリカのバイデン政権は21日、国外に供与した新型コロナウイルスのワクチンが合計2億回分に達したと発表しました。

アメリカはこれまでに、合計11億回分以上のワクチンを国外に供与することを表明していますが、ホワイトハウスによりますと、21日の時点で世界各国に届けられたワクチンが2億回分に達したということです。

バイデン政権はこれにあわせて、ワクチンが各地に到着した際の様子を盛り込んだ映像を公開し、「ほかのどの国よりも多い2億回分のワクチンを、世界100か国以上に無償で供与した」などとアピールしました。また、見返りがないことも強調し、いわゆるワクチン外交を展開する中国をけん制しています。

ワクチン供与を担当するUSAID(=国際開発庁)のパワー長官は、「来年までに世界で接種の対象となる人口の7割がワクチンを接種するという目標達成のため、引き続き重要な役割を果たしていく」としています。


※バイデン政権が公開した、国外へのワクチン供与2億回到達をアピールする映像(提供:国務省)