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与野党が“激突”コロナ・経済めぐり舌戦

2021年10月19日 20:32
与野党が“激突”コロナ・経済めぐり舌戦

第49回衆議院選挙が公示され、12日間の選挙戦が始まりました。政権をかけて対決する与野党。各党党首がコロナ対策や経済政策などをめぐり支持を訴えました。

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いよいよ始まった選挙戦。

自民党・岸田総裁「そしてここに1冊のノートがあります」

岸田総理は国民の声を書きとめたというノートをかかげ、こう訴えました。

岸田総裁「明日を切り開いていく国民のみなさんとの約束の証しであると私は思っています。みなさんに成長の果実を分配する。みなさんの給料を、所得を引き上げる経済対策をしっかり進めていきたいと」

岸田総理は勝敗ラインとして、自民・公明で過半数の議席を確保したい考えです。

公明党・山口代表「公明党は日本再生へ、新たな挑戦をかかげて戦ってまいります。小さな声を聞く力がなければなりません。そしてきめ細かに、政策に練り上げて実行していく、そういう力があるのが公明党であり、連立政権に公明党がいることが大切なのであります」

一方、野党側は多くの選挙区で候補者を一本化し、政権交代を目指しています。

立憲民主党・枝野代表「所得を、再分配をして、一億総中流社会を取り戻す。アベノミクスなどで恩恵を受けていただいたみなさんには、しっかりと負担を応分にお願いをする。その当たり前を当たり前にしましょう。まっとうな政治を取り戻そうではありませんか。有権者のみなさん一人一人が政治を変える力をもっています。あなたの力が必要です」

共産党・志位委員長「格差と貧困をひどくし、国政私物化疑惑にまみれ、コロナ失政で多くの犠牲を出した安倍・菅政権を引き継ぐ岸田政権に、この国の政治を任せるわけにはいかないじゃないですか。野党連合政権をみんなで力を合わせてつくろうではありませんか」

れいわ新選組・山本代表「消費税をやめれば日本の中小企業が力を取り戻す。まさにこの国の屋台骨、ここを支える、ここを元気にする。当たり前の経済政策がこれまでとられてこなかった。今こそやるべき消費税廃止。10代から30代までの死因の1位が自殺という、この世が地獄という現在の社会を変えていける。そのチャンスが選挙です。どうか力を合わせたい」

社民党・福島党首「生存のための政権交代を訴えていきます。憲法を無視し、憲法を守らず、人の命を大事にしない。こんな政治こそ本当に変えたい。一人一人の命が、あなたの命が、あなたの生活が、あなたの家族の毎日が、子供たちの未来が、まさに大事にされる。そんな未来をみなさんたちと本当につくっていきたい。そう思っています」

政権交代をかけ、対立姿勢が鮮明となった与野党。

日本維新の会・松井代表「今になって全政党、自民党中心に分配分配言ってますけども。分配するための原資、お金をどうするか。まず今までの税金の使い方でおかしいね、無駄なところ、ここをぐっとメスを入れていく。それから今までの納税者から見て、全く納得できない税金の使い方を見直して、そこで財源を確保する。我々は10年かかりましたけど、これを大阪で実行してきたんです」

国民民主党の玉木代表は。

国民民主党・玉木代表「もう一度、まじめに働けば給料が上がる経済を取り戻そうではありませんか、みなさん。我々はもう一度原点に立ち返って、人を大切にする社会、人を育てる資本主義、この新しい国づくりのあり方を、堂々と国民のみなさんに提示していきたいと思います」

NHK党・立花党首「衆議院選挙に勝ってNHKをぶっ壊す。もちろん物理的にNHKをぶっ壊していくとこういうことではありません。なぜ公共料金であるNHKだけがサービスの利用をしない。つまり、NHKの番組を見ない人にまで負担をさせなければいけないのか。NHKがスクランブル放送をするというその日まで、我々は戦っていきたいと思っています」