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米仏首脳“友好的”電話会談 仏大使復帰へ

2021年9月23日 10:46

オーストラリアでの潜水艦の開発計画をめぐり関係が悪化しているアメリカとフランスの首脳が22日、電話で会談し、フランスは、帰国させていた駐米大使をアメリカに戻すことを決めました。

バイデン大統領とマクロン大統領は電話会談で、来月末にヨーロッパで、対面で会談することで一致し、マクロン大統領は帰国させていた駐米大使を来週、ワシントンに戻すことを決めました。共同声明では、「同盟国間でオープンに協議することが状況の改善につながるとの認識で一致した」としています。

ホワイトハウスの報道官によりますと、会談はおよそ30分間で、友好的な雰囲気だったということです。

両国をめぐっては、アメリカがオーストラリアへの原子力潜水艦の技術供与を決めたことで、フランスとオーストラリアの共同開発の計画が破棄されることになり、フランスがアメリカとオーストラリアに駐在する大使を帰国させるなど、関係が急速に悪化していました。