◆国内男子ゴルフ・ＡＮＡオープン初日（１６日、北海道・札幌ＧＣ輪厚コース）

国内男子ゴルフのＡＮＡオープンが１６日に開幕。新型コロナウイルスの影響で２０２０年は中止となり、２年ぶりの開催となりました。

２０１５年大会覇者の石川遼選手（２９）は、前半の１４番（パー４）と１７番（パー５）でバーディーを奪うなど、ノーボギー、２バーディーと好スタートを切りました。

大会２日目の１７日に３０歳の誕生日を迎える石川選手。大会前のインタビューでは、イメージしていた３０代について「もっと大人のイメージ。（自分は）何も変わっていない感じ」と話しました。

「ゴルフをもっともっとうまくなりたい」という思いで、スイングを改良している石川選手。「まだまだ道半ば。スイングを変えていくことに関しては、進んできてはいるけど、ゴルフ全体を見たときには全くまだまだ。うまくいかない時にどういうゴルフをするかが大事。うまくいかない状況が来たときに自分の成長が問われるし、そこで成長できてないと感じるのか、少し成長できたと感じるのか、それが今ゴルフをやっていてすごく楽しいところ」と、貪欲な思いを口にしました。

また、「ここから先のための今までだったと捉えている。今までの１５歳、１６歳からきょうまでのプロとしての経験は、他にいないぐらい恵まれた環境の中で戦うことができている。それをこれからのゴルフ人生に生かしていきたい。試合を重ねるほど、うまい人が上に残っていくし、そこにいたい気持ちはすごく強い。世界の厳しい舞台で残っていく、そこにいくのが目標」と、今後のゴルフ人生の目標についても語りました。

８月末と９月上旬に行われたツアーで２週連続２位となり、調子を上げている石川選手。今大会に向けては「画面を通して応援をしていただいているファンの皆さんに少しでもいいプレーを見せたいし、今持っている全力を出し切りたい。画面の前で盛り上がるような週末を皆さんに迎えてもらえるように頑張りたい」と意気込みを語りました。


写真：Ｊ．Ｄ．Ｃｕｂａｎ／アフロ
※写真は今年６月の全米オープン