×

急発達台風14号 週末にかけ北上のおそれ

2021年9月9日 4:32
急発達台風14号 週末にかけ北上のおそれ

7日午前9時に発生した台風14号は、急速に発達し、24時間後の8日午前9時には「非常に強い」台風になりました。

中心の気圧は、24時間で1000hPaから945hPaに一気に深まりました。フィリピン東海上の海面水温は30℃前後と高く、台風を発達させる水蒸気が大量にあったことが急発達の原因と考えられます。

9日午前3時には、中心気圧935hPa、中心付近の最大風速は50m/s(非常に強い勢力)となっています。

台風の中心は、今後フィリピンのルソン島に近づき、進路を徐々に北向きに変えながら、12日頃には、台湾や沖縄県の先島諸島に近づくおそれがあります。

週末にかけて「非常に強い」勢力を維持するとみられるので、今後の動向には注意が必要です。

気象庁によると、沖縄県の石垣島・西表島・与那国島が暴風域に入る確率は22~25%です(14日午前3時まで)。

台風の影響は海から出はじめます。先島諸島では10日頃から次第に波が高くなり、うねりを伴うようになるでしょう。11日頃からは次第に風も強まり、雨も降り出すでしょう。12日にかけて雨や風がさらに強まるおそれがあります。

台風情報や暴風域に入る確率の情報は、気象庁のホームページで閲覧できるので、最新情報を確認するようにしましょう。