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ワクチン 高齢の感染者10万人超抑えたか

2021年9月9日 3:42

新型コロナウイルスのワクチン接種で、今年7月と8月に、高齢の感染者を10万人以上、死者を8000人以上抑えた可能性があることがわかりました。

8日、厚生労働省が専門家の会議で示した資料によりますと、7月と8月の65歳以上の感染者は3万0063人で、ワクチン接種がまだ進んでいない65歳未満の感染者の推移をもとに、ワクチン接種が進まなかった場合の高齢の感染者数を推計すると、13万7830人にのぼりました。

つまり、ワクチンの接種で10万8000人近くの高齢者の感染を抑えた可能性があるということです。

一方、7月と8月に、新型コロナで亡くなった高齢者は870人で、ワクチン接種が進まなかった場合の死亡者数の推計は9312人で、8000人以上の死亡を抑えた可能性があるとしています。