新型コロナウイルスの深刻な感染状況が続く東京都内で、新たに９６８人の感染が確認されました。１０００人を下回るのは７月１９日以来です。一方、４０代の男性３人を含む１６人の死亡も確認されました。

東京都内の新たな感染者は９６８人で、１０００人を下回るのは、７月１９日以来です。先週月曜日（８月３０日）から９４７人減り、１５日連続で前の週の同じ曜日を下回って減少傾向が続いています。

都の担当者は、「感染者は減っているが、入院患者と重症者は高い水準で推移し、医療体制のひっ迫は続いている。感染者を減らし切るために予防策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。

一方、新たに１６人の死亡も確認されました。このうち４０代が３人、５０代が４人いて、１人を除いて肥満体形でした。

４０代の男性は、体調不良で救急搬送され、病院で新型コロナの感染が判明しましたが、その日に死亡しました。８０代の女性は、糖尿病などの持病があり、自宅で訪問看護を受けていて、家庭内感染で、新型コロナに罹患（りかん）した後も家族の意向で自宅療養を続けていました。

都内の自宅療養中の死者は、８月以降、３０人となりました。