中東パレスチナ自治区ガザ地区とイスラエルの境界付近で２１日、パレスチナ人がデモを行い、イスラエル側と衝突して４０人以上がケガをしました。イスラエル側は兵士１人が重体で、軍がガザ地区を報復攻撃しました。

地元メディアによりますと、ガザ地区で２１日、パレスチナ人数百人がイスラエルとの境界付近で抗議デモを行いました。一部がフェンスを登ろうとしたり、爆発物を投げたりしたため、イスラエルの治安部隊が実弾も使用して排除しました。

この衝突で、パレスチナ人４１人がケガをし、１３歳の少年が頭を撃たれるなど、うち２人は重体です。

一方、イスラエル側は兵士１人が重体で、軍は報復として、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事施設４か所を空爆したと発表しました。

イスラエル軍はガザ地区との境界に追加の部隊を派遣していて、緊張が高まっています。