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都4989人“2回接種”男性が感染し死亡

2021年8月12日 22:55
都4989人“2回接種”男性が感染し死亡

新型コロナウイルスの深刻な感染悪化が続く東京都内で12日、過去2番目に多い4989人の感染が確認されました。重症者は初めて200人を超えたほか、ワクチンを2回接種した男性の死亡も初めて確認されました。

東京都内の新たな感染者は、10歳未満から100歳以上までの4989人で、先週木曜日(5日)の5042人に次いで、過去2番目の多さとなりました。

重症者も21人増えて218人となり、3日連続で過去最多を更新しました。40代、50代がおよそ6割を占めています。

入院患者は3668人で、自宅療養者も初めて2万人を超え、2万726人となり、いずれも過去最多となっています。

都の専門家は「デルタ株に置き換わり、かつてない速度で感染拡大が進む制御不能な状況で、災害レベルの非常事態だ」と最大級の危機感を示しています。

一方、新たに6人の死亡も確認されました。このうち60代の男性は、6月中に2回のワクチン接種を済ませていましたが、今月6日に感染が判明し、10日に死亡しました。死因は新型コロナ感染症で、いわゆる「ブレイクスルー感染」による死者が確認されるのは、都内では初めてです。

また、50代の女性は、集合住宅の共用スペースで倒れているところを発見され、死亡後に、新型コロナの感染が判明しました。死因は急性肺炎でした。