台風から変わった低気圧が東北地方を東に進んでおり、北日本から東日本の広い範囲で風が強まり、大雨となっているところもあります。

台風から変わった低気圧が東北地方を東進していて、北日本から東日本の広い範囲で風が強まっています。午後４時１０分に北海道・襟裳岬で４３．８メートルの突風が吹いたほか、新潟県・長岡市寺泊で３１．８メートル、宮城県・女川で２８．３メートルの最大瞬間風速が観測されました。

この低気圧は次第に日本から遠ざかる見込みですが、引き続き１１日（水）にかけて、北日本では非常に強い風が吹き、海はうねりを伴って大しけとなるおそれがあります。

１１日（水）に予想される最大瞬間風速は、北海道で３５メートル。波の高さは、北海道で８メートル、東北で５メートルとなっていて、引き続き、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要です。また、この低気圧の接近と大潮の時期が重なるため、北海道では１１日（水）にかけて潮位が高くなる見込みです。

気象庁は、沿岸施設では重大な災害のおそれがあるとして、高潮や、高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重に警戒を呼びかけています。