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文在寅大統領の最側近が収監 世論操作の罪

2021年7月27日 13:39

韓国の文在寅大統領の最側近が、2017年の大統領選挙で文氏が有利になるように世論操作をした罪で実刑が確定し、26日、刑務所に収監されました。

実刑が確定し収監されたのは、2017年の大統領選挙で陣営の報道官を務めるなど、文大統領の最側近として知られる金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事です。

金前知事は選挙で文氏が有利になるようコンピュータープログラムでネットに書き込みをするなど世論操作をしたとして業務妨害などの罪に問われ、21日、最高裁で懲役2年の実刑が確定。知事職を失っていました。

26日、収監される直前に刑務所の前で取材に応じた金前知事は、「司法で明らかにされなかったからといって、真実は変わらない。必ず元の場に戻って来る」などと述べました。

金前知事は文大統領の後継として次の大統領選挙への待望論も出ていましたが、服役後も5年間は選挙に立候補できなくなるため当面の政界復帰は困難とみられます。